JandKtravelerのブログ

写真と共に歴史と自然の魅力を紡ぎます。

慶州国立公園の南山:神秘の宝物を探す①

 

自然の美と歴史の深み、そして静寂の中で新たな発見が待つ場所、それが韓国の慶州国立公園南山です。南山は、韓国の自然愛好家や歴史愛好家にとって、魅力的な冒険の場所であり、その魅力は四季ごとに変わります。南山の静かな美しさと山岳信仰の歴史に触れ、自然の中で新たな魅力を発見しましょう。この記事では、南山の魅力的な旅について詳しく紹介し、なぜ南山を訪れるべきなのかを探求します。

慶州国立公園絵葉書



慶州国立公園について

慶州国立公園は1968年に、智異山(チリサン)に次いで韓国で2番目の国立公園に指定。22の国立公園の内唯一の史跡型公園で世界から評価される文化遺跡で構成されています。

 

慶州国立公園は8つの地区に分かれています。

慶州国立公園8つの地区

*1

  1. 吐含山(トハムサン):仏教文化の白眉とされる仏国寺(プルグクサ)、石窟庵(ソックラム)
  2. 南山(ナムサン):仏教遺跡が広がる「青空博物館」
  3. 西岳(ソアク)地区:武烈王陵(ムヨルワンルン)がある。
  4. 花郎(ファラン)地区:キムユシン将軍の墓がある。
  5. 小金剛(ソグムガン)地区:栢栗寺(ペンリュルサ)がある。
  6. 坮本(テボン)地区:感恩寺址(カムンサジ)がある。
  7. 断石山(タンソクサン)地区花郎の修練場だった。
  8. 亀尾山(クミサン)地区天道教創始者の生家の跡と墓がある。

*2

 

南山(ナムサン):仏教遺跡が広がる「青空博物館」

南山地区

ユネスコ世界文化遺産に登録された慶州南山には仏像36体、塔13基、寺址109カ所があり、「青空博物館」と呼ばれている。金鼇峰(クモボン)468m高位峰(コウィボン)494mに40以上の尾根が重なり南北10㎞東西4㎞の楕円形を成す。慶州を代表する名山として知られている。

 

慶州国立公園南山で宝物探しをしながらハイキング

慶州国立公園南山入り口

今回は、こちらに車を停め目の前にある上の画像の入り口からスタート。

 

 

この入り口から入ると早速が三陵(サンヌン)見えます。

三陵(サンヌン)は、3つの王の墓で新羅第8代の阿達羅(アダルラ)王墓、中央が第53代の神徳(シンドッ)王墓、第54代の景明(キョンミョン)王墓。また阿達羅(アダルラ)王墓が造られてから約700年の期間を開けてと53代の神徳(シンドッ)王墓第53代の神徳(シンドッ)王墓が造られておりミステリアスな部分でもある。

慶州国立公園南山三陵(サンヌン)

 

入り口からゆっくりと松林と舗装された道を歩いて行くと、遮断機が現れます。安全のために気象状況により入場制限がされるようになっています。

慶州国立公園入場制限

 

山道をゆっくりと歩いて行くと入り口から10分ほどで第1寺址、塔材、石材が見れます。頭部のない石像の前にはペットボトルの水がお供えされていました。

慶州国立公園南山第1寺址


第1寺址のすぐ近くに第2寺址の石造如來坐像は1964年に発見され現在の位置に置かれている。

慶州国立公園南山第2寺址

第2寺址の左横の岩場を少し上がると次の磨崖觀音菩薩立像が見れる。この像の近くに大きな蜂が居たので注意。

慶州国立公園南山の磨崖觀音菩薩立像

ここまでは、入り口から30分未満で見学出来、足元も悪くなく普段ハイキングなど慣れていない方でも挑戦しやすい場所だ。

 

以降徐々に足元が悪くなってくるので、足腰に自信がない方は注意です。

慶州国立公園南山

 

第2寺址から約15分ほどで石像如来坐像へこちらも少し岩場を上がると良く見える位置にある。画像から見てわかるように頭部と身体部分、顔がバラバラになっていたがセメントで補修し現在の姿となっている。

慶州国立公園南山三陵渓 石像如来坐像

 

上に上がらず下から見るとこのように見える。

慶州国立公園南山三陵渓 石像如来坐像②

ここまでが小学生低学年の子供を連れて数回の休憩も含み南山の入り口から約35分程度。

慶州国立公園の南山:神秘の宝物を探す②に続きます。

 

*1:慶州国立公園総合案内書より

*2:慶州国立公園総合案内書参照