慶州国立公園の南山:神秘の宝物を探す②
慶州国立公園の南山:神秘の宝物を探す①
の続きです。
慶州国立公園の概要などは上記をご参照ください。
その後も山道を歩いていくと、景観復元作業中の看板などが見られます。
また少し山道を上ると案内板があります。こちらの石像薬師如来坐像はどこにあるのか?
その後また山道を歩き、舗装された階段を登って行きます。階段を上った先に上禪庵という建物があります。そちらでは仏像にお供えする水などが売られています。ここで少し休憩される方が多いです。ここまでの階段も上りが続き、足にきますがこの先も岩場をずっと登っていきます。
地図を見て、案内を見落とさないように歩いていてもどうやら見逃していたようですでに第9寺址になっていました。
この岩の後険しい岩場を5分ほど登って行くと慶州を一望できる大きな岩場が現れます。上る途中は木に覆われていて景色をあまり見ることが出来ませんが、この場所は木の遮りがなくとても綺麗に景色を見ることが出来ました。
更に約5分ほど上がると更に大きな岩があります。こちらもとても景色が綺麗で更に安全な場所だったので持って来ていたおにぎりなどを食べました。
小さな広場のようになっており、登山客が立ち寄り写真を撮ったり昼食を食べたりしていました。こちらで不思議なものを発見!!小鳥の家みたいなものを発見。よく見てみると中に絵葉書とボールペンが入っており、絵葉書に住所とメッセージを書きここにあるポストに投函すると送りたい相手に届けてくれるそうです。ここにあった絵葉書は南山の見どころが収められています。※慶州国立公園の南山:神秘の宝物を探す①に置いてある絵葉書の画像あり
更に約10分歩くと1982年2月24日慶尚北道の有形文化財第158号に指定された磨崖石迦如来坐像が見下ろせます。この位置から少し大きな岩側に下がり右の方の山肌に見えます。
大きさは6mに及ぶらしい。数メーター先に見えるこの山肌の像、遠目で見ても凄みを感じます。
その後比較的なだらかな道を約25分歩き、今回の目的地金鰲峰を目指します。途中でトイレの標識があるので必要な方はご利用を。※駐車場からここまで一切トイレはありません。
今回の目的地金鰲峰に到着。こちらも小さな広場になっており、腰下ろして休めるようにベンチが何台か用意されています。
行きは気づかなかったですが、帰り道に2つほど発見しました。まず一つ目がこちら下の案内板がなければ全くわかりません。肉眼で見ても微かにあれかな?というくらいの線画でした。
2つ目はこちら、行きは標識に気づかなかったんですが帰りに見ることが出来た線刻六尊仏。
2つの大きな岩に線画で描かれた六尊仏。統一新羅時代に造られ彫刻というより絵に近い。
追加情報
個人ですべての遺跡を探すのは難しいという方、調べると
土日祝日に南山遺跡専門の方によるガイドが無料で受けられるそうです。
いくつかのコースに分かれているので詳細は下記を参照してください。
さらに詳しく知りたい方は韓国語になりますが
<慶州南山研究所ホームページ>
http://www.kjnamsan.org/html/index.html
南山入り口近くにある南山案内所にある南山の地図。この地図には計21カ所の見どころが記載されています。今回私たちは以下の地図を参考にしました。まるで宝探しの地図の様。下の地図によると①~⑬までの見どころがありますが、実際に見たのは②~⑬で内⑧が見つけられませんでした。下の図は、翻訳機を使い日本語に訳したものです。
訂正箇所
①三佛寺⑤線刻六尊仏⑥線刻如来坐像⑧線刻磨崖仏⑨上禪庵⑪囲碁岩⑬金鰲山の頂上
*1
まとめ
今回南山の宝物をいくつ見つけられるかドキドキしながらのハイキングでした。初めの数個は簡単に見ることが出来ましたが、後半は知らぬ間に過ぎてしまっていました。時間としては南山入り口から今回の目的地金鰲峰まで小学校低学年の子供と共に目指し休憩も入れ上り約2時間。こちらのコースは金鰲峰付近までトイレがなく必ずスタート地点の駐車場や①三佛寺に隣接されているトイレやを利用されることをお勧めします。また今回私が登ったコースの見どころは三佛寺を除き12個あります。行きには見つけられなかった2カ所を帰りに偶然見つけることが出来、今回は宝探しの目標達成といったところでしょうか。私たちは9月の日中に行きましたが、1年を通して自然の中にある遺産を見ることが出来、無料ガイドとともに行く月明り紀行というコースもあります。ガイドと共に行くと岩に彫刻された如来像が夕日に照らされた神秘的な光景を見ることが出来るようです。
そして、また機会があれば上記地図の⑬以降の場所も訪れ記事にしたいと思います。
*1:慶州南山研究所